「墓埋法」には、お墓に誰が入るかといった規定はなく、民法上では「習慣に従って」行うことになっています。宗教上では、宗派によって決まりがあるかもしれませんので、ご自分の所属するお寺で確認をされてはと思います。また、親族で異議を唱える人がなく、お墓を守っていく人たちの合意を得るということも大切です。現代は少子化が進み、その家の跡継ぎがない家は年々多くなっています。名字は違うが同じお墓に入るという事例はこれからますます増えていくのではないでしょうか。
※墓埋法(ぼまいほう):正式には「墓地、埋葬等に関する法律」といい、墓地、納骨堂または火葬場の管理および埋葬等が、国民の宗教的感情に適合し、且つ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行われることを目的として、昭和23年(1948年)に制定された日本の法律です。埋葬法(まいそうほう)と略されることもあります。